わたしの家族は北海道との関わりが本当に薄くて、親戚の殆どは東京か九州だし、家族旅行なども滅多に行かなかったし、自分で旅行と言えば海外ばかりなので、去年の冬まで一度も北海道に行ったことがありませんでした。なのですが、最近は北海道に住みたいなあ、と思う日々。(まあ、北欧とかカナダとか、取りあえず涼しいところであれば良い。)

アイヌといえば、イメージは無骨なクマの彫り物とか、風変わりな言葉とか。いや、何も知りませんでした。図書館をぶらぶらしていて、本棚を上から下まで、端から端まで眺めていて、ふと、本田勝一さんの「アイヌ民族」と発見。
本田さんといえば大学時代の社会学の授業で「職業としてのジャーナリスト」を読まされてから、なんとなく尊敬してたまに著作を読みます。このアイヌ民族は他の本当は違い、あまり本の目的が良く分からないような散文的な内容なのですが、初めて知ることばかりで面白いです。
日本に侵略されるまでは本土に比べて本当に豊かだったんだな、とか、文字が無いからなのか、言葉のもつ重みやスピリチュアルな世界が日本と全然違うんだな、とか考えたこともなかった。
本の真ん中は殆ど伝承の記録なので結構飛ばしていますが、読んで良かったなと思える一冊。

友人が「アイヌ刺繍が習いたい」と言っていたので、上の本を読んでいたこともあり興味を持って買ってみた一冊はこれ。パターンは少ししか載っていないんだけど、ステッチの仕方が細かく説明されています。普通の刺繍ではめったに使わない縫い方もあり、面白い。
パターン自体はスゴく素敵なんだけど、アイヌの民族衣裳を縫う訳にもいかないし(使い道が無い)、小ちゃい小物にアイヌ刺繍、っていうのも折角の迫力が出なくて詰まらないなあ、と、結構応用が難しいなあとは思いました。アイヌ刺繍と織物なんかを上手く昇華して新しいものが作れたら面白いかな。

来年から、京都工芸大学の通信で染織を学ぼうかなとぼんやりと考えているこの頃。今の収入では学費をひねり出すのがちょっと大変だけど、授業の目録を見ているとワクワクしてくる。