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高尾山に行ってきました。
高尾山といえば、多摩育ちの人(自分も含めて)にとっては幼稚園から遠足で通う場所。近年の人気ぶりにはちょっと気が引けるものがあります。
今回は南高尾山稜を歩く、というルート。自由大学で一緒にクラスを取ったなかに「元登山部」という方がいて、今日は案内していただきました。やっぱり色々なところで「ハイキング行きたいんです!」と言っている甲斐があった。大混雑の高尾山のすぐ裏は、殆ど人のいない天国。天気も良く、最高でした。
歩きながら国語の教科書の話をしていて、「舞姫のせいで森鴎外ぎらいになる日本人が多い」という現象を知り思いっきりうなずきながら(女性から見たら、なんであんな話を読まされるのか理解できない)、そういえば国語の教科書に載っていた短編をどうしても見つけたかったことを思い出しました。
これまでずっと探し続けていて、今日の今日まで芥川龍之介の短編だと思い込んでいたのですが(そして何度全集で探しても見つけられていなかった)、話しているうちに、不思議と「トロッコ」の次にその短編は載っていたことを思い出す。蝶が出てきて。。。それはヘッセの「少年の日の思い出」でした。
ネットで検索したら「後味が悪い話だった」などと書いている人が多かったのが意外でした。わたしにはとても印象深く、悪い印象は全然なかったので。
程よく歩きながら記憶が整理され、スッキリとした素晴らしい1日でした。