こんばんは。

同僚に勧められて読み始めたこの本。

がーん、というほど衝撃を受けています。面白い。

「働きかたが違うから結果が違う。」10年前が初版。でもこのひと言の重みは10年前と今とではまったく異なるという気がしています。

それは、「会社が新しい働かせかた、社員の働きかたを考える」時代から、「個人が自分の仕事のしかたを選び取る」時代に転換している。つまり、テレワークだとかダイバーシティだとか、会社がそんなことを言っているのは既に時代遅れて、これは個々人が自分で決めることだということ。10数年まえのパタゴニアのインタビューを読むと、パタゴニアでは既にそれが実現されている。日本企業の3歩先を行っている。

今仕事で「会社が強くなるための働きかた、働かせかた」について調査している、その出発点の問題意識が時代遅れな気がしてきました。日本企業、自分たちで変わる気がないのに私が考える必要があるのか。やる気喪失。

やはり「新しい働きかた」って会社の外にあるんだ、という疑惑は日々確信へと変わっています。

 

 

先週書いたこの部分。Contraversialかと思って一旦記事を引っ込めました。でも1週間考えてみて(毎日考えています)、また一段考えが変わってきました。なので、先週時点の考え方として復活させることにしました。

「新しい働きかたは会社の外にある」のではなく、個人が会社に属さなくても組織的な動きが出来るようになったことで、会社という選択肢のあり方が変わって来ているのですね。でもやはり大きな組織ではないと出来ない仕事もある。つまりこれまで会社かフリーランスか、というような白黒の世界だったのが、会社にも伝統的な日本企業からベンチャーまでバリエーションが出て来て、フリーランスでも色々な選択肢が増え、そこから何を選び取るか、私たちにはより大きな責任が課せられてきているのだと思います。

この辺りについてはプロジェクトを通してもっともっと深堀しています。出発点の問題意識も、やっぱり変わってきた。「新しい働きかたって何?」では深さが足りなかったと思う。またいつか論考できることと思います!

 

ちなみに上の本、続編も読んでます。

 

 

そんななか、偶然タイミングが重なったのですが、自由大学でキュレーション学というコースを取り始めました。全5回。上記の本でもインタビューされているIDEEの黒崎さんがクラスの教授をしておられます。

先生から何かを教わるというよりも、他の受講生との対話を通して、学びの場のキュレーションの仕方を考える、という講義。さっそく同期17名から刺激を受けています。ドロップアウトしないように頑張ります。

 

 

それから、また今回もLove Notesというプロジェクトに参加しています。アメリカ人のJennifer Belthoffさんがオーガナイズしている、2人一組で3週間、週に1回ずつポストカードを交換するという企画です。

何人が参加しているんだろう。。。数百人?アメリカでは結構知られているようです。私も友人に教えてもらって、前回3月に参加しました。そのときペアを組んだアリソンから「またやらない?」とメールを貰いました。アリソンは山口県在住。Jenniferさんが「同国だから」とペアにしてくれた、見ず知らずの女性です。この、オンラインとオフラインをミックスした試み、本当に面白いと思うんだよね。現代の交換日記という感じ?

 

 

最後に。今週ずっとNew to TED?というTED初心者のためのクリップ集を観ていました(編みながら)。TED歴代のトークの中でも特に人気があったもの11個がノンストップで観られます。その中でもSarah KayのSpoken Word Poemがすっごく良かった!何度も観ています。でも他のも全部感動したので、是非観てみてください。Brene Brownはもう定番、まだ観ていなかったらマストです。あとBrian StevensonAmy Cuddyも最高。

 

 

おまけ。今朝の読書。子供向けでふりがなふってあるのに、文字は細かいし情報も細かい。子供向けって侮れないなー。

トクコさんも図書館通いしているとのことですが、私も。(でも延滞中。だから今必死に読んでる。笑)amirisuブッククラブ作ろうかな?

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