2日半の上海出張から帰ってきました。
お客様と一緒で終日オフィスに缶詰という日程でしたが、ご飯も美味しくとても楽しめました。
とはいえ、空気が悪い!上海は少しマシなのかと想像していましたが、全然そんなことはありませんでした。
下の写真で背景の高層ビルが少しぼやっとしているじゃないですか。これは昼間だったら照明がついていないので、もっとぼんやりとしか見えませんでした。空も、晴れているのか曇っているのか分からないくらい。空気が変な匂いがします(臭いっていうのではなくて、粉塵の匂いというか、煙臭いというか)。
前回上海に行ったのは10年前で、写真に映っている同じ景色はなんとも清々しい場所でした。妹と街中を散策して楽しかったのを覚えています。
今では、こんな空気の中長時間歩くなんて正気の沙汰じゃない!と思ってしまうくらい。
食べ物の安全性も含め、非常に暮らしにくい街になってしまったのが寂しく思えます。
北京出身の方も、子供の頃に朝窓を開けると一面真っ白な雪景色だった日々が懐かしい、と言っていました。

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日頃から自分の住む環境の質と、得られる仕事、自分の体力で通勤ができる距離とのトレードオフに悩む身としては、上海は自分にとってちょっとありえないな、と思ったのでした。人間、どこに生まれてどこで毎日を過ごすかによって、人生の質が本当に天と地との差だとの思いが一段と強くなりました。