いつの間にか1週間が過ぎていて、ブログに書きたいネタがどんどん溜まっていってしまう今日この頃。ついに師走に入りましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私はこのところ、雑誌の仕事が一段落ついたこともあって、激しくマーチャンダイジングの日々です。引っ越してから仕入れをスタッフに任せっきりにしていた(と思っていた)ら、やっぱりその仕事がブーメランのように自分に戻ってきました。やっぱり難しいよね。とっても当然のことですが、沢山売るには、沢山買わなきゃいけない。半端な金額ではないので度胸も必要だし、買った以上責任をもって売り方を考えなければならないわけです。
って、真面目な感じの話になっちゃいました。
というわけで、11月に「うきゃー、売るものがない!」という状況から私が必死に買ったので、先週くらいからどんどん入荷して、今入庫と販売にてんやわんやです。みんなで頑張っています。オンラインショップにどんどん商品が追加されていますが、まだまだ来るよ。どれも自分で編みたい糸やパターンばかり。本当に手が足りません。
責任をもって売る、ということを続けていた結果、はからずして自分がデザインしてパターンを書くというシチュエーションになってきてしまいました。amirisuを始めてからずっと、「いえ、わたしはニットのデザインはやらないんです」と言い続けてきた自分がなぜ。でも、大好きな糸なのに気に入ったデザインがないなんていう場合、やっぱりちょっと考えるのは楽しいです。
最近編みあがったのは、カーディガン。
夏にシアトルの毛糸屋さんでJill Draper Makes StuffsのMohonkを手に取り、一目惚れ。Cormoという羊の種類の毛糸なのですが、メリノのように柔らかいながら、ねっとりもっちりとした質感がたまらない。それで何を編もうって、Isabel KraemerさんのPaulieがパッと頭に浮かび、黄色とグレーを買いました。(今ではamirisuでお取り扱いしています。ちょっと濃いめのグレーや明るい黄色ならあるよ。)
編もうと思ってから全然ゲージが違うことに気づき(パターンの指定はFingeringなのにこの毛糸はDKからWorsted)、DK以上の太さで編めるものが他にないか探索するも、やっぱりこれがいいなということになりました。それでゲージを計算しなおし、編むことに。でもトップダウンだから、ラグランの開始と終了の目数さえ計算すればあとは結構簡単。
買った毛糸はグレーが2カセに黄色が1カセ。黄色が多いので、ヨークはまるごと黄色にすることに。これはRavelryでこの方の色使いを参考にしました。 ストライプの入れ方は、パターンでは指定はないんです。適当にするようにと言われています。それで、わたしは6段グレーで2段黄色という割合にすることに。
あとはほとんどパターン通りなのですが、襟の伏せ目をI-Cordにする代わりに、黄色の糸に替えて普通に裏側から伏せ目しました。細いラインの方が好みだし、I-Cord面倒なので。

Paulie / Jill Draper Makes Stuffs Mohonk
ボタンは実は上に置いているだけなのですが、amirisuでも扱っているナットボタンのオリーブ色です。
11月にKESSのために沢山ボタンを仕入れることにしたのですが、これが思わぬ反響でびっくり。とても嬉しいです。なんせ自分自身、いつもボタン屋さんで棚を隅から隅までひっくり返し、なかなか気に入るボタンがなくてあるもので我慢する、という行為を繰り返してきているので、皆さんもおんなじ気持ちだったんだなーと。仕入れるのにあたって、良さそうなボタンを扱っているところを色々探し、その会社の持っている大量のコレクションのなかから、自分で使いたいと思えるものを選び出しました。苦労した!だから嬉しいです。今在庫薄のものもありますが、またすぐ仕入れますので、ちょっとお待ちくださいね。
さて、内緒の編み物に戻ります。寒くなってきたので、みなさんも温かいココアなど飲みながら、楽しい編み物を☆